Max for Live

Microtuner

制作: Ableton

微分音(マイクロトーン)の音階の編集や生成を実現する、Microtuner。 調律ファイルを外部から取り込めるMIDIデバイスとして、独自の音階を生み出したり、ひとつの調律から別の調律へリアルタイムでモーフィングしたりすることも。MPEに対応しているほか、複数のインストゥルメントで音階を合わせるためのモードも搭載しています。

Live 12 Suiteに付属

Microtunerには、幅広い種類の音階と調律を利用できるインポート機能や、独自の音階をいちから設定するカスタマイズ可能な音階生成機能が搭載。

調律ファイルのインポート/連動

Microtunerは、SCALA形式の調律ファイルに対応。SCALAファイルを無料でダウンロードして利用することができます。 必要な操作は、SCALAファイルをMicrotunerにドラッグするだけ。 複数のMicrotunerを使って、モードを“Lead”か“Follow”のいずれかに設定すれば、複数のインストゥルメントで調律を合わせられます。また、MTS-ESPを利用するプラグインとMicrotunerを接続することでも可能です。

音階と構成音の変更

Microtunerでは、調律ファイルをインポートしてカスタマイズすることが可能。 各音の高さの調節、音階全体のトランスポーズ、基本周波数の変更などを必要に応じて行えます。 音階編集画面でボタン[Follow]を有効にすると、入力されるMIDIノートに合わせてピッチが設定されるので、演奏しながら変更を加えていくことも。 ボタン[Revert]を押せば、いつでも音階を変更前の状態に戻すことができます。

独自の音階を創造

Microtunerの音階ジェネレーターには、音階を作りこむための3種類のパラメータを搭載。ピッチの数、オクターブの周波数比、ピッチ分布のランダマイズを設定します。 ピッチの数を最大128まで設定して、微分音によるニュアンスの効いた調律を構築したり、オクターブの周波数比を自由に変更して平均律に該当しない数多くの音階を探求したりすることが可能です。

複数の音階を融合して表現を拡張

2種類の異なる音階を扱う操作画面では、専用のスライダーを使ってリアルタイムで音階を融合できます。 ひとつの調律から別の調律へ移動すれば、次々と変化していくアルペジオや変形コード、そしてモーフィングするメロディーが実現。 MPE対応のポリフォニックシンセと組み合わせれば、さらに深みのある表現を音色に加えられます。

Live 12 Suiteに付属