Convolution Reverbは、サウンドに新しい空間をもたらすクリエイティブなデバイスです。現実空間から世界有数のハードウェアまで、数百に上るインパルスレスポンスのサンプルベースのリバーブ・スイートとなっています。
Max for Live
Convolution Reverb
制作: Ableton
コンボリューション・リバーブは、現実世界の空間から抽出されたサンプル(インパルス・レスポンス(IR))を用いて、その空間の反響をデジタルでシミュレートします。「実空間や実際のハードウェアの雰囲気をキャプチャしてコンピューターで再現できるのはコンボリューション・リバーブだけです」Abletonサウンド・デザイナーのChristian Kleineはこう説明します。「コンボリューション・リバーブでは、さまざまな空間のリバーブに簡単にアクセスでき、その上微調整することができます」
ハダーズフィールド大学のAlex Harkerとのコラボレーションにより生まれたConvolution Reverbは、みずみずしく自然なサウンドをもたらすゼロレイテンシーを提供します。また、さまざまな実空間、ビンテージ・ハードウェア、実験的サウンドなどを含む、プロの音響技術者による200を超えるIRが収録されています。Christian Kleineも、Stocktronics RX-4000、Uniton Swissecho 2000、Farfisa Spring Reverb、BOSS RX-100など、希少なインストゥルメントやエフェクトのIRを提供しています。
Convolution Reverbデバイスに加えて、この製品にはConvolution Reverb ProとIR Measurement Toolも付属しています。
Convolution Reverb Proは、EQ、ダンピング、モジュレーションなど、さらなる調整オプションを提供します。「Convolution Reverb Proのリバース機能は注目です」Christianはこう話します。「元のIRに変更を加えてまったく新しいものを作成し、そのデザインを新しいプリセットとして保存できます」。Convolution Reverb Proでは、初期反射音のIRと後期反射音のIRの2つを組み合わせて、複数の空間の要素を組み合わせたハイブリッドサウンドを作成することもできます。
Convolution Reverb Proにはさらに独自の反響空間を作成できるユーティリティも含まれています。また、IR Measurement Toolでは独自のIRを作成できます。お手持ちのハードウェアを完全にサンプリングすることも、オーディオ・ファイルをConvolution Reverbデバイスにドラッグ&ドロップして使用することも可能です。可能性は残響空間に限りません。さまざまなサウンドや新しい空間を自由に試してみましょう。