フェイズシェイプ機能、アンプリチュードの変化、多彩な設定が可能なモジュレーション・マトリックス、ホログラフィー波形画面をつうじて音色を模索するMPE対応シンセサイザー、Chiral。 感覚的な操作で扱えるMax for Liveデバイスとして、映画を思わせる叙情的なパッドや、調和のないグリッチによる不穏な音風景など、膨大な音色を生み出します。
Max for Live
Chiral
制作: Fors
USD 39
探求心をそそる操作パネル、機能の明快さ、波形を操作する豊富な設定を備えたChiralは、何かを模倣するためではなく、存在しない新しい音色の探求をサポートします。 フェイズシェイプ方式ならではの新しい波形Chiralには、1基のオシレーターが搭載。その構造は、フェイズシェイプとして知られる正弦波のゆがみの一種をベースにしています。 [Size]、[Bend]、[Fold]といった専用ノブを操作することで、波形を新しい形へ簡単に変更することが可能。その様子は、メビウスの輪を思わせるホログラフィーで可視化されます。 波形をなめらかにするノブ[Sync]や、わずかな動きを波形に加える専用パラメータ[Jitter]も搭載。 そうした設定をオートメーションやLFOなどで変更すれば、質感豊かに変化し続けるパッドを作成可能で、アンビエントをはじめ、テクノ、IDM、映画音楽など、幅広いジャンルに対応します。 アンプリチュードのモジュレーションによる実験Chiralには、アンプリチュード関連のパラメータをまとめたセクションがあり、さらなる音色操作を可能にします。 [AM]、[Frequency]、[Fbk]を使うことで、柔らかくリズムを刻む音のうねりや、調和のない不穏なノイズの猛攻などを作成できるほか、[Slope]で設定したエンベロープを波形の位相やアンプリチュードのモジュレーションに適用して、音色の変化をもっと楽しむことができます。 オシレーターとボイスに関連するパラメータは、いずれも内蔵モジュレーション・マトリックスでマッピング可能で、MPEにも対応しています。 6種類のモジュレーション・ソースと、12種類のマッピング先を設定すれば、これまでにない音の起伏や折り重なるサウンドスケープもお手のもの。好みのMPEコントローラでChiralを表現力豊かに演奏することもできます。 エフェクトと微分音でさらなる音作り極上のリバーブや、ハリのあるサチュレーション、音の輪郭を操作するトーンフィルターなど、空間表現や色調の追加を行うためのエフェクトもChiralは搭載しています。 微分音の調律にも対応し、CPU負荷の少ない拡張シンセ音源として音作りの新しい可能性を切り開きます。 |
特徴
単調ではない変化に満ちた波形を生み出すフェイズシェイプ方式オシレーター
深みのある音色操作を可能にするアンプリチュード・モジュレーション
空間や色調を作り込むための内蔵エフェクト(リバーブ/サチュレーション/フィルター)
演奏中の指先の動きで音色を細やかに変化させるMPEに対応
さらに音作りの可能性を切り開く微分音の調律に対応
感覚的に理解できる扱いやすさと実験性を両立させた操作パネル
少ないCPU負荷を実現