Max for Live

Live内のさまざまなインストゥルメントやデバイスが、Max for Liveによって動作しています。 モチベーション溢れるコミュニティによって、Liveの機能を拡張する膨大な数のデバイスが絶え間なく生み出されています。 さらに一歩上を目指したい方は、Max for Liveでデバイスをカスタマイズしたり、一から自作デバイスを作ることも可能です。
自分だけのLiveを作ろう

デバイスの自作とカスタマイズ
Max for Liveは、インストゥルメント、エフェクト、ツールといった、ライブパフォーマンスやビジュアル表現などで使用するデバイスを独自に作成できるプラットフォームです。 編集機能を使えば、Max for Liveデバイスの内部構造を確認したり、ニーズに合わせて変更したりすることができます。 既存のMax for Liveデバイスの一部をそのまま利用して、異なるデバイスの自作も可能。 トラック、クリップ、シーンなどの挙動を含めたLiveの動作方法の変更も、Max for Liveで実現します。
Liveの拡張
Max for Liveを使えば、まったく異なる方法でLiveを外部環境に反応させることができます。 ハードウェアのコントローラやシンセサイザーとの接続設定をカスタマイズしたいときはもちろん、 いくつものスピーカーに音声を出力したいときも、Max for Liveにおまかせあれ。 Arduino、OSCといった外部のテクノロジーと組み合わせれば、モーターや照明といった“モノ”でさえもLiveで操作可能。音楽を超え、無限の可能性を秘めた世界への扉を開きます。
無数のデバイスを提供する開発者コミュニティ
インストゥルメント、エフェクト、ツールが次々と開発されるMax for Liveのコミュニティには、 好奇心で少しデバイスに手を加えるライトユーザーから、本格的な開発者まで、実にさまざまな人たちが世界中から参加。高性能エフェクトやカスタマイズされたツールなど、あらゆるデバイスが誕生しています。 ほかの人のデバイスを使って楽しむことはもちろん、自作のデバイスをシェアすることもできます。
Bengal – Combining the textural intricacy of FM with the freeform approach of a modular system, Bengal is a sound designer’s dream with its four operators, eight voices of polyphony, six audio effects and a flexible modulation architecture centred on an interactive virtual patchbay.
Grain Scanner:実験的なノイズ、グリッチエフェクト、異質なテクスチャー、深く立ちこめるアンビエンスなど、多彩なサウンドをデザインする「Grain Scanner」。あらゆるサンプルを未知の可能性を秘めた異世界のシンセ素材に変える、先進的なサウンドエンジンを搭載。
FlexGroove:グリッドにとらわれないMIDIシーケンスを行うMax for Liveデバイス「FlexGroove」が登場。 突っ込み気味から引き気味まで、グルーヴを表現力豊かに操作。テンポを違うテンポへスムーズに変化させたり、従来のスイング感とは異なるパターンを模索したりと、音楽制作の独創性を刺激します。
PitchLoop89:初期のデジタルエフェクト・プロセッサーPublison DHM 89に着想を得てRobert Henkeと共同制作したMax for Liveデバイス。 小刻みなグリッチ、艶やかなデジタルディレイ、奇妙なビブラートなどの効果によって、スタジオ制作での個性演出やライブパフォーマンスでの瞬間的な即興操作で活躍するピッチシフター。
Vector Grain:モジュレーションの様子を可視化する操作画面上で音の分子を動かすグラニュラールーパー。引力や磁力で音の分子を自由に操作したり、音の分子の分布図でループを組んだりと、新しいアプローチの音作りを提供します。
Tree Tone:植物を参考にしたフラクタル模様を育成してレゾネーターとして使うことで、ノイズの作成や入力音の変化を行うデバイス。
Bouncy Notes:ピアノロールで球体を上下させてピッチシフトディレイやアルペジオの効果を生み出す、“重力”をもとにしたMIDIシーケンサー。
Abletonが開発したデバイス
Max for Liveのコミュニティで生み出されるデバイスに加えて、Abletonが開発したMax for Liveデバイスも利用することができます。最初からLiveに収録されているインストゥルメントやエフェクトと同様、AbletonによるMax for LiveデバイスもLive 12のブラウザーですぐに利用可能。 LFO、MPE Monitor、DS Drum Synthなど、多数のMax for Liveデバイスを利用することができます。
Gated Delay:ゲートシーケンサーを搭載したディレイ。オンにしたステップへディレイの入力信号を送り、任意のリズムでセンド・エフェクトのオン/オフが切り替わるような効果を得られます。
Bass:あらゆるベースサウンドを提供するヴァーチャル・アナログ・モノシンセだ。深みのあるきれいな音色から、重くとどろく歪み系まで、幅広い音作りが可能。
Color Limiter:ハードウェアのリミッターに特有のザラついたサウンドから着想を得た新型デバイス。[Saturation]や[Color]といったパラメーターがサウンドの個性作りを担います。
Pitch Hack:トランスポーズ機能付きシングルディレイ。音声の反転、トランスポーズの音程ランダマイズ、ディレイ信号の再入力といった操作もおこなえます。
Surround Panner:マルチチャンネルをパンニングするデバイス。マルチチャンネル・スピーカーを用いる環境でサラウンドミックスが可能。
CV Clock In:モジュラーからLiveのテンポを操作します。
CV Utility:複数のモジュレーション信号を結合して新しい形状を生成します。
Convolution Reverb:現実の物理的空間のリバーブ特性をキャプチャー。高度なサウンドシェーピング機能を搭載。
Shaper:モジュレーションのかかり具合を好みに合わせて柔軟に変えられるエンベロープ。
LFO:テンポと同期可能なLFO。ひとつのデバイスで最大8つのパラメータにモジュレーションを適用します。
Envelope Follower:あらゆる音声をエンベロープとして使ってデバイスのパラメータを操作します。
MIDI Monitor:入出力されるMIDIデータの測定
Maxのテクノロジー

Maxとは?
音楽、視覚表現、テクノロジーといった分野の新たな可能性を追求するアーティストやクリエイターの間で、Maxは必須の開発環境ソフトウェアとして20年以上にわたって親しまれてきました。
