学習の評価と指針

生徒の作業をどのように査定するかは、学校のカリキュラムの優先順位や評価方法によって異なります。 以下に、創作作業の評価と講評を行うにあたって検討すべき項目をいくつか参考として列挙しました。

生徒の作業の評価項目

  • 技術的な実演能力:生徒が課題内容にそって作業したか? 必要な手順をすべて生徒がこなしたか? 生徒の作ったメロディーや和音進行(コード進行)が4小節の長さか?

  • 芸術的な意図:生徒の作ったメロディーや和音進行が、音やリズムを無作為にまとめたものではなく、音楽的な基準を満たす構造をもったものか? 

  • 使用音源のミックスを生徒が変更した場合、音がよく混ざり合っているか? 調和しているか? 補い合っているか?

  • 生徒が目指した音楽を明確に表現できているか? 目指した音楽が、生徒の作業で達成されているか?

この学習指導案の各取り組みを評価する際の検討項目

  • 批評的な思考力

  • 分析と聴解力  

  • 技術リテラシー

  • 創造性と音楽的な探求

作業の発表で気をつける実務面でのポイント

  • 教育機関の学習管理システムに音声ファイルや作業を行ったファイルをアップロードする。

  • 教育機関の学習管理システムに生徒のLiveセットをアップロードする(生徒にLiveの保存メニューで[すべてを集めて保存]でLiveセットを保存させる。 必要に応じて、保存したプロジェクトフォルダをZIPファイルに変換する)。

  • 順番に音を再生できる環境を用意する(音声ケーブルを順番に差し替える、など)。

  • クラスの前で発表させる。

  • 作業工程を書面または口頭で考察させる。