Ableton Liveを使ってみよう

学習指導案(作成:Matt Ridgway

現代の音楽アーティストがLiveに魅了される理由は、スタジオとライブステージの両方で、柔軟かつ独創的に使用できる点にあります。この学習指導案では、Liveの操作画面であるセッションビューとアレンジメントビューに触れながら、Liveを形成する2種類のコンセプトを生徒に紹介します。 

授業セッションビューを使ってみよう 

Ableton Liveのクリップが基準となったセッションビューは、初めてのDAWに最適です。 音楽制作者は構造に縛られることなく、音楽的なアイデアを試し、探求することができます。 この授業では、生徒がセッションビューで音楽を作る過程を紹介します。 ユーザーインターフェースを操作し、オーディオクリップのコレクションを使って、独自の音楽を作成します。

授業用資料

準備(10~15分)

  • ネットワーク経由で動画教材にアクセスできることを確認する。
  • 教師のデモ演奏で使用するLiveセット“First Steps in Session View”を読み込む。
  • Liveセット“First Steps in Session View”を生徒が利用できるようにする。
  • ガイド“セッションビューでのクリップ操作”を生徒に配布する。

授業(50~80分)

  • ステップ1:Ableton Liveのセッションビューの紹介、ユーザーインターフェース、専門用語、全体の操作説明(10~15分)
  • ステップ2:課題の説明 – 付属のLiveセット“First Steps in Session View”で、ブラウザを使ってクリップを探し、インポートして再生する方法を実演する(5~10分)
  • ステップ 3:課題の実践  ブラウザーからクリップをインポートし、セッションビューのシーンで様々な組み合わせを作る(30~45分)
  • ステップ4:まとめ – 生徒が音楽のアイデアをクラスで共有する(5~10分)

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授業:アレンジメントビューを使ってみよう 

この授業では、Ableton Liveのユーザーインターフェースの操作方法を学びながら、Liveのアレンジメントビューでのクリップ編集とオートメーションのテクニックを学びます。 曲の構成を作り、フェードを追加し、音量とパラメーターのオートメーションを利用して、音声ファイルとして書き出したら仲間と共有します。 

授業用資料

準備(10~15分)

  • 教師のデモ実演に使用するLiveセット“First Steps in Arrangement View”を読み込む
  • Liveセット“First Steps in Arrangement View”を生徒に配布する
  • ガイド“アレンジメントビューでのクリップ操作”と“アレンジメントビューでのオートメーション”を生徒に配布する

授業(50~75分)

  • ステップ1:アレンジメントビューの操作方法の紹介(5分)
  • ステップ2:クリップのインポートとアレンジメントビューでループ素材を配列する実演(5~10分)
  • ステップ3:実践課題 – ブラウザからアレンジメントビューにクリップをドラッグして音楽作品を作成する(10~20分)
  • ステップ4:クリップのフェードやパラメータのオートメーションを描く実演(5~10分)
  • ステップ5:実践課題 - オートメーションをアレンジメントビューに描画する(10~15分)
  • ステップ6:まとめ – 曲をファイルに書き出して、生徒が音楽のアイデアをクラスで共有する(5~10分)

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授業計画と関連資料のダウンロード 

すべての授業計画と関連資料をGoogle Driveからダウンロードすることができます。 授業の状況や指導方法に合わせて、コピーして自由に変更して構いません。

授業計画と関連資料を確認する際の言語を選択してください。

作成者の経歴 

マット・リッジウェイは、音楽、サウンドデザイン、制作を教える若者たちと長年の仕事を経験してきました。オーストラリアのメルボルン出身の多方面で活躍する音楽家で、経験豊富な音楽教育家でもあります。 

20年以上にわたり中等教育機関で働いてきた彼は、人間の多様性を尊重したインクルーシブ教育と音楽の持つ力や刺激を強く主張しています。

マット・リッジウェイはAbleton認定トレーナー (英語)として、Ableton Liveを音楽制作とパフォーマンスのハブとして使うワークショップを開催し、アーティストや音楽教育家と協力しています。