サウンドトラックを作ろう

学習指導案(作成:Matt Ridgway

音楽の初心者とって、映画を見るときに耳にして体験する音楽は、音楽観の形成に大きく寄与します。 この学習指導案では、生徒がサウンドトラックについて学び、付属の映画音素材や楽器を使って作曲します。 

授業1:映画の音を探究し、組み合わせる 

現代映画の予告編は多くの場合、似ている音楽や音響的な要素を使用しています。 授業1では、生徒は映画の予告編の音と音楽を調べ、分析します。 教材に付属している映画のサンプル音源を調べたり、重ねたりして、音楽的なアイデアを生徒たちで共有します。

    授業用資料

    準備(10~15分)

    • ネットワーク経由で動画教材にアクセスできることを確認する
    • 動画コンテンツが生徒に適しているか確認する
    • 付属のLiveセット“Explore and Combine Cinematic Sounds”をダウンロードして、生徒がアクセスできるようにする
    • この授業では追加教材を使用して、授業での教えやすさを促すことを意識する

    授業(50~90分)

    • ステップ1:はじめに - 生徒は映画の予告編を聞き、どんな音や音楽が聞こえるかを確認する(5~10分)
    • ステップ2:クラスの議論* - 映画の予告編で使われている音や音楽を積極的に聞いて定義し、説明する(5~10分)
    • ステップ3:課題の実践 -Liveセット“Explore and Combine Cinematic Sounds”を使って、生徒は実験して音を組み合わせる(15~30分)
    • ステップ4:まとめ – 生徒が音楽のアイデアをクラスで共有する(5~10分)

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    授業2:映像を作曲の制作アイデアにする 

    この授業では、生徒は映画の作曲家が使用した音を特定して分析します。 次に、付属のLiveセット“Use Images as Inspiration for Compostion”を使って生徒は映像から受けた刺激をもとに、短い音楽のアイデアを作曲して録音します。 

    授業用資料

    準備(10分)

    • インターネットのアクセスを確認し、ネットワーク経由でYoutube動画にアクセス可能なことを確認する
    • 記入用マインドマップと、マインドマップの例を印刷して利用できるようにする
    • 同梱されているLiveセット“Use Images as Inspiration for Compostion”を生徒が利用できるようにする
    • この授業では追加教材を使用して、授業での教えやすさを促すことを意識する
    • 動画コンテンツが生徒に適しているか確認する

    授業(50~90分)

    • ステップ1:はじめに – 同じ映画の場面で、異なるサウンドトラックと合わせた例を見る(5-10分)
    • ステップ2:リスニング課題 – マインドマップを使って生徒は音楽を聴いて分析し、音楽と感情の喚起に関連する議論をする(10-15分)
    • ステップ3:課題の実践 – Liveセット“Use Images as Inspiration for Compostion”とリンク先のウェブサイトを使って、生徒は刺激を受ける映像を選択して短い音楽作品を作曲し、Liveのアレンジメントビューに録音する*(15-30分)
    • ステップ4:まとめ – 生徒は音楽のアイデアをエクスポートして共有する(5-10分)

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    授業3:サウンドトラックを作曲、演奏、録音する 

    この授業では、映画や画像に合わせた曲のアレンジを生徒が協力しあって発展させていきます*。 これまでの授業で使用したすべてのインストゥルメントを組み合わせた、付属のLiveセット“Compose, perform and record a soundtrack”を使用して、作曲、演奏、録音を行います。

    授業用資料

    準備(10~15分)

    • 広範囲にわたる作曲作業のために、適切かつ実行可能なオプションを検討する
    • 記入用図形楽譜を印刷するか、PCでコピーファイルを利用できるようにする
    • 同梱されているLiveセット“Compose, perform and record a soundtrack”を生徒も利用できるようにする
    • グループ作業のために複数のMIDIコントローラとヘッドフォン用の音声分配器を考慮する
    • この授業では追加教材を使用して、授業での教えやすさを促すことを意識する
    • 動画の内容が生徒に適しているか確認する

    授業(90~120分)

    • ステップ1:はじめに – 共同作曲の課題に使用する、制作意欲を刺激される素材を決定する(10~15分)
    • ステップ2:課題の実践 – Liveセット“Compose, perform and record a soundtrack”を使ってサウンドトラックを共同で作曲する(15分~30分)
    • ステップ3:課題の実践 – 生徒は図形楽譜を使って曲のアレンジを発展させ、方向性を明確にする(15~30分)
    • ステップ4:アレンジの録音 – 生徒は録音、多重録音、エクスポートして曲を共有します(15~30分)

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    学習の評価と指針  

    生徒の学習を評価する際に指針となり得る項目をまとめています。

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    Liveの使い方を映像で学ぶ 

    この学習指導案では、Liveの次の操作や機能を扱います。

    • MIDIトラックの操作
    • アレンジメントビューでの録音
    • オーディオの書き出し

    使い方を見る ›

    授業計画と関連資料のダウンロード 

    すべての授業計画と関連資料をGoogle Driveからダウンロードすることができます。 授業の状況や指導方法に合わせて、コピーして自由に変更して構いません。

    授業計画と関連資料を確認する際の言語を選択してください。

    作成者の経歴 

    マット・リッジウェイ(Matt Ridgway)は、音楽、サウンドデザイン、制作を教える若者たちと長年の仕事を経験してきました。オーストラリアのメルボルン出身の多方面で活躍する音楽家で、経験豊富な音楽教育家でもあります。 

    20年以上にわたり中等教育機関で働いてきた彼は、人間の多様性を尊重したインクルーシブ教育と音楽の持つ力や刺激を強く主張しています。

    マットはAbleton認定トレーナー(英語)として、Ableton Liveを音楽制作とパフォーマンスのハブとして使うワークショップを開催し、アーティストや音楽教育家と協力しています。