Young Guru、エンジニアとしてのクリエイティビティについて語る
優秀なエンジニアは、単にフェーダーを動かしてマイクを調整するだけの係ではありません。プロデューサーのビジョンと、アーティストのサウンドの両方を実現する方法を理解しなければなりません。しかし、さらにその上を行く優れたエンジニアは、よりよいレコードが生み出されるような方法で、独自のアーティスティックかつクリエイティブなビジョンをセッションにもたらすことのできる人です。
間違いなく、Gimel “Young Guru” Keatonはこういったエンジニアのひとりです。ジェイ・Zのアイコニックなサウンドを支え、ビヨンセ、ドレイク、リアーナ、リック・ロス、スヌープ・ドッグなどと仕事をしてきたYoung Guruは、知る人ぞ知るヒップホップ界で最も影響力を持つ人物となっています。
AbletonのJesse Terryによるインタビューで、Young Guruは、レコード制作への自身のアプローチにより、制作パートナー、オーディオ・スペシャリスト、さらにはミュージシャンとさまざまな役割を柔軟にこなすその手法、また今日のエンジニアが優れた耳を持つテクニシャン以上の存在になるための方法やその意義について語っています。