毎年3月8日は国際女性デーに定められている。ステージ、舞台裏、テクノロジー、教育などさまざまな分野で音の世界に取りくみながら、その創造力と洞察によって人々のアイデアを刺激する女性たちを紹介しよう。 Ableton特集記事でここ最近紹介してきた音楽界で活躍する女性たちのパフォーマンスや制作ヒントの中から、7本を選りすぐった。
Sakura Tsurutaが魅せるPushパフォーマンス
非常に巧みな内容を苦もなく披露するパフォーマンスを目にすると、そこにどのような準備が行われているか確認したくなってしまうものだ。 Sakura TsurutaによるPushパフォーマンス動画はまさにこれにあてはまるもので、このビデオの中で彼女は録音とアレンジ、ミックスと即興などの間をいとも軽々と行き来してみせてくれる。 また、同時公開された 解説ビデオ では、Sakura Tsuruta自身がセットアップを解説し、パフォーマンスの準備作業を明かしてくれている。
Ninajirachi:ドラムの質感を重ねる
シドニーを拠点にするプロデューサー、NinajirachiによるOne Thingビデオは世界中の音楽制作者に大きな共感を呼んだ。 ドラムにフィールドレコーディングを重ね、予測不可能な質感を生みだす方法をチェックしてみよう。
Sowall:ジャズドラミングからフィンガードラミングへ
韓国出身のパーカッショニスト/プロデューサーSowallは、卓越した技術を持つフィンガードラマーとして名声を得ている。 この有意義なアーティスト特集記事の中で、Sowallは自身のスタジオにおける制作の流れやライブセットアップ、そして作曲プロセスについて詳細に解説してくれた。
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Patrice Rushenが語る“音楽の系譜”
Patrice Rushenはグラミー賞ノミネート経験を持つアーティストであり、音楽教育者でもある。 このLoop 2018で記録されたビデオでは、やがてQuincy JonesやHerbie Hancock、Stevie Wonderらとともに仕事をすることになる以前の音楽体験について彼女自身が振りかえっている。
Anna Meredith:音楽のかたち
Anna Meredithはひとつの型に押し込められることを拒絶する。クラシック音楽の作曲家としてオーケストラのための作品を手がける一方で、楽器を伴わない作品や、公園のベンチのための作品などの制作に取りくんでいる。 彼女のポップ作品は、人工的な器楽編成とクラシック的なそれとの間で均衡している。 このドキュメンタリービデオでは、図形譜による作曲アイデアのスケッチからバンドを率いたツアーに至るまで、彼女の創造的な行程を密接に垣間見ることができる。
Juana Molina:スケッチから生まれる音楽
元コメディアンの経歴を持つエクスペリメンタル・シンガーソングライターのJuana Molinaはステージ上とスタジオ内の両方での臨機応変さを知りつくしている。 一部に即興を織り交ぜたLoop 2018でのライブ映像をチェックし、彼女が自身の影響源や作曲プロセス、そして不完全性への強いこだわりについて明かしたインタビューを読みすすめよう。
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Laura Escudéが語る“ライブショーのデザイン術”
Laura Escudéはバイオリン奏者、プロデューサー、起業家、教育者などさまざまな肩書きを持ちながら、Kanye WestやBon Iverなどのライブショー・プログラマーとしても引っ張りだこの存在だ。 Lauraが他アーティストのライブショーデザインをつうじて学んだ技術的/個人的な教訓を打ちあけ、またライブセットアップの使用法を説明するビデオをチェックしてみよう。