Uproot:Jace Claytonが語る「グローバルな音楽とデジタルカルチャー」
『Uproot: Travels In 21st Century Music and Digital Culture』(英語)の上梓により、音楽面と技術面における現状を考察する深い見識の持ち主として浮上したJace Clayton。 味気のない学術論文とは違い、ClaytonはDJ/Ruptureとして10年強という年月にわたって世界をツアーしてきた経験にもとづき、一見かけ離れているようで技術的につながっている国際的なアンダーグラウンドシーンの関係を同書で描いている。
「Loop 2017」にて行われた以下の興味深いトークで、Claytonは“ワールドミュージック”という言葉を生んだ複数の起源をつなぎあわせるだけでなく、音楽制作と流通の新技術によって若手アーティストの時系列がかき回されてきた様子、カネがモノを言うラップ/トラップシーンの仕組み、自由に行き交うサウンドとそうではない人間との対比、サンプリングの倫理など、多くの話題に触れている。
Jace Claytonの最新情報をフォロー:ウェブサイト