昨今、プラグインはほぼすべての音楽制作者にとって不可欠なものになっている。 Ableton Liveに内蔵されたインストゥルメントやエフェクト、他社製のもの、カスタマイズしたMax for Liveデバイス、もしくは、そうしたプラグインを組み合わせるなど、特定のサウンドを得るためにお気に入りのツール一式を持っている人ばかりだろう。通常、ソフトウェア・インストゥルメントを作成するには高度に専門的な多様のスキルが必要で、その習得に開発者は何年もの時間を費やすことになる。
その慣習をSteve Dudaが打破したのは、広く愛されているウェーブテーブル・シンセサイザーSerumを生み出したときだった。ミュージシャンからソフトウェア開発者にいたる彼の道のりは、好奇心と独学のストーリーでもある。 レコードレーベルXferのオーナーとして、Nine Inch Nailsやdeadmau5と共に仕事しているDudaは、ソフトウェア開発に取り組む以前にはSkrillexのMothershipツアーにDJとして参加している。
次のビデオは、Abletonの主催するサミットLoopで司会者のMariike JorritsmaとともにDudaが対談/Q&Aを行った模様を収録したものだ。ミュージシャンからソフトウェア開発者になるまでのDudaの道のり、優れたプラグインの作成に必要なツールの使用方法習得、ユーザー体験を繰り返して理想のシンセを生み出すことなど、多岐にわたるトピックが話し合われている。