Pianophonie - Max for LiveとPushで再構築されたカスタム電子機器
1979年、ポーランドの作曲家カジミエシュ・セロツキは「Pianophonie」を発表しました。この作品は、ピアノ、オーケストラ、そして「生の電子音」のための実験的な音楽です。当時、この作品の電子音部分には、ピアノのサウンドを処理するカスタムのアナログ電子機器が使用されました。
2013年に「Pianophonie」を上演するという試みは、極めて見通しの悪いものでした。ピアニストのアダム・コシミェヤは、「この作品に必要な電子機器は非常に古く、今ではほとんど手に入りません」と説明しています。廃れてしまったこの電子機器に代わるものとして、コシミェヤと電子機器に関するコラボレーターであるカミル・ケシュカは、Max for Liveでカスタム・デバイスを作成しました。このデバイスは、PushとNovation Launchpadを使用してコントロール可能です。この作品をよみがえらせるまでの驚きのプロセスを描いた短編ドキュメンタリーをご覧ください。