Nicolas Bougaïeffの名を聞いてピンとこなくても、彼のアーティスト、プログラマー、アカデミックとしての作品を見聞きしたことがあるでしょう。Liineの創立メンバーのひとりとして、NicolasはLemur、Griid、iOS用アプリKaptureなどさまざまなアプリケーションを世に送り出してきました。Nicolasはテクノ・プロデューサーでもあり、ソロ、またMax Cooperなどのコラボレーターとともに作品をリリースしています。
最新リリース「Decompress EP」のために、Nicolasは彼自身の博士論文を利用し、友人であり、コラボレーターでもあるPlastikmanことリッチー・ホーティンのミニマル・テクノを、スティーブ・ライヒやラ・モンテ・ヤングの20世紀ミニマリズムにリンクさせました。下からタイトル・トラックのビデオをご覧いただけます。
Liveで制作された「Decompress」で、Nicolasは彼が「Reich Delay」と呼ぶカスタム・ミックスのMax for Live MIDI Effect Rackを使用しています。Covert Operatorsによる複数のM4L MIDIディレイから構築された「Reich Delay」は、スティーブ・ライヒの作品「Four Organs」の構成をOperatorで演奏したシーケンスに適応させています。Nicolasは、ディレイとキックドラム、ベースライン、「Decompress」で使用されているOperatorパッチをフィーチャーした無償Liveセットを作成しました。無償でダウンロードできます(使用するにはLive 9 SuiteとMax for Liveが必要です)。
Nicolasの作品とDecompressについて詳しくご覧になりたい方は、先進的なこの新作リリースを特集したCreate Digital Musicの詳細インタビューをぜひご覧ください。