Alter EchoとHolder登場:クリエイティブなサウンドデザインのためのパワフルな新デバイス
新しいサウンドを探し求める過程で、時としてエフェクト・チェーンや複雑なルーティングの迷路にはまってしまうことがあります。何かを探し求めるとき、1つ2つとプロセッシング・ツールを追加してしまうことはよくあります。それよりも効率の良い方法は、さまざまなエフェクトのベストな要素を組み合わせ、単体のパワフルなユニットへとまとめたプラグインを使用することです。これなら、膨大な数のエフェクトの微調整に延々と時間をつぎ込むことなく、サウンド自体に集中することができます。
Alter Echo
K-Devicesの新Max for Liveデバイスは、まさにこれを行ってくれるプラグインです。Alter Echoは、ステップ・シーケンサーのペアを介してエコーを展開するリズム・パターンへと変化させるディレイ・モジュールです。トランスポート同期のこのステップ・シーケンサーは、既成観念からあなたを解放してくれます。[What]と[When]と名付けられたコントロールは、ディレイ・ユニットに送られるオーディオの量と、ディレイが聞こえるタイミングの両方を制御します。また、柔軟な角やダイナミクスをディレイに加える傾斜角度と形状にもさまざまなオプションが用意されています。[Texturize]セクションは、オリジナルのエコー信号に対して前方または後方に動作するセカンド・ディレイを提供します。内蔵フィルターと便利なサイドチェーン・コンプレッサ―を搭載したAlterEchoは、ステレオ・フィールド内でのサウンドのダッキングやウィービングがすばやく直感的に行えます。
Holder
Holderは、オーディオ信号のスライスを取り込み、まったく別の何かに変化させるデバイスです。好奇心をかき立てるコントロール・セットは、自由な実験的操作を可能にします。ユーザーインターフェースを占めるスペクトログラフでは、入力信号の特定の断片を分離しフリーズできます。オーディオを手動でフリーズしたり、HolderをLiveのテンポに同期させて任意のレートでスライスを取り込んだりできます。特に面白いセクションが[void]、[swarm]、[blur]設定を含む[dronizer]パネルで、変わったオーディオ・ランドスケープへとユーザーをもたらします。ドラム・ヒットを無限のシュールなパッドへ変化させたり、グレインを耳に残るサウンドへと変化させたりします。Holderは、Alter Echoと一緒に使用しても優れた機能を発揮します。共にリターン・トラックに置き、奥行き感覚が変わるのを自分の耳で体験してみましょう。まるでステレオ・フィールドがルービックキューブのように変化するのが感じられるはずです。
PackページでAlter Echo & Holderについてさらに詳しく