Mike Huckaby: ミュージシャンを啓蒙する先駆者
そのサウンドと活動領域において、Mike Huckabyはインスピレーション溢れる存在としてその名を馳せてきました。 デトロイトを拠点に活躍する彼は、ここ数年の間だけでも、Vladislav Delay、Juan Atkins、Poleなどのリミックス、音楽制作の講義、世界各国での演奏など多彩な活動を行っており、最新の試みではSun Raのリエディットを手がけています。
Sun Raのエディットは、オリジナルトラックのマスターを使った作業から始まりました。その後Liveへとインポートされ、エディットを経てオープンリールテープへと再びエクスポートされました。 ワーピング段階では、いくつか大変な点があったとMikeは話します。「強調したいのは、ジャズトラックのエディットは、一般的なエレクトロトラックのエディットに比べるとかなり難しいってことなんだ。テンポが小節ごとに変化するなんてことも多いし、再生のタイミングがかなり異なっていたりすることもある。特定のフレーズの先頭がどこなのかを見定めるのが大変で、手こずらされることが何度もあったよ。その見定めが上手く出来ていないと、エディットが上手くできず、リスナーを納得させられるものにならないんだ」 この挑戦は、サウンドと技能の両方で成果をもたらしました。Mikeはこう説明しています。「今では、難しさを内在しているプロジェクトが大好きになったよ。 昔はこんなプロジェクトが嫌いだったんだけど、今では歓迎するようになったんだ。答えはAbleton Liveのワークフローに見つかると分かっているからね」
MikeのSun Ra EditsはSoundCloudで試聴できます。
Mikeは現在、Sun Raのマテリアルと共に世界をツアー中です。彼が手がけたエディットのオープンリールテープを用いたライブ演奏を披露しています。 また、YouthVille Detroitでの教育活動に加え、世界各国の教育機関、フェスティバル、クラブでも制作テクニックのデモンストレーションを行っています。 真の革新者として、コラボレーション、自己成長、共同作業を音楽活動においても積極的に採り入れています。
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