Auto Shift、Drum SamplerなどがLive 12.1に追加!現在パブリックベータ版で公開中
Live 12.1アップデートでは、Live Liteを含む Liveのすべてのエディションに大幅な追加と改善がもたらされます。
Auto Shift: リアルタイムのピッチトラッキング/補正デバイス
Live 12.1では、ボーカルを扱うすべての人にとって、リアルタイムのピッチ補正が手の届く範囲になりました。 スケールを選択するか独自のスケールを設定することで、すべてのノートがトラックのキーに合わされます。 また、Auto ShiftのMIDIサイドチェーンを使用すれば、任意のモノフォニック信号からハーモニーを再生/作成できます。 ビブラートを追加したり、MPEまたはデバイスのLFOを使用してサウンドにモジュレーションをかけることも可能です。
Drum Sampler: エフェクト内蔵のコンパクトなワンショットサンプラー
シンプルながら強力なこちらのデバイスを使えば、ビートメイキングがよりスムーズになること間違いなし。 直感的に操作できる重要なサンプリングコントロールを全て搭載したDrum Samplerには、タイムストレッチモードやループモード、FM/リングモジュレーションが用意され、サブオシレーターやノイズを重ねることやパンチを追加することをはじめ、8-Bitモードでサウンドを破壊するようなことも可能です。
すべてのサンプルに自動でタグ付け
フィルターを使用してユーザーライブラリ全体をより速く検索できるようになりました。また、サンプルに自分でタグを付ける必要がなくなりました。 Live 12.1では、ライブラリ内の1分未満のサンプルに新しいタグを自動的に割り当てます。 VST3およびプラグインにも、メタデータに基づいてタグが割り当てられます。
改良されたLimiterとSaturator
Limiterが完全に改良され、リリースカーブがよりスムーズになったことで歪みが軽減されたほか、改善されたUIによってメータリング機能が向上し、さらにMid/Sideルーティング、True Peak、Soft Clip、Maximizeモードが追加されました。
Saturatorのフロントパネルはより焦点が絞られ、ローエンド処理に最適なBass Shaperカーブが追加されました。 808のキックやサブベースに好きなだけドライブをかけても、Saturatorで周波数を制御することが可能です。
MIDIツールの改善
MIDI Editorの新しいツールバーを使って、MIDIノートを時間、ピッチ、ベロシティ、チャンス、デュレーション、または他の多くの次元でフィルタリングして選択できるようになりました。12.1では、選択したノートのMPEパラメータにカーブを作成できる、GlissandoとLFOという2つのMPE固有のMIDI変形ツールも導入されました。
Pushでより直感的な音楽制作を実現
Live 12.1では、Pushが大幅にアップデートされました。Push 2と3では、マクロをマッピングすることで、より詳細でコントロールしやすいサウンドをデザインしたり、マクロ・バリエーションを使ってさまざまなサウンドを試すことができます。また、Push 3では、エンコーダーをひとひねりするだけで、セット内のすべてのMIDIクリップに即座にグルーヴを追加できるようになりました。
また、Live 12の検索機能がPush 2とPush 3のブラウザーにも搭載され、スタンドアロン版Push 3ではサンプルの自動タグ付けが可能になりました。さらに、Push 2と3でデフォルト・セットとテンプレート・セットを保存し、トラックとシーンを移動してセットを整理できるようになりました。
Pushのアップデートを含むLive 12.1の詳細については、リリースノートをご覧ください。
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*注: リリースノートおよび Ableton ベータプログラムは英語でのみご利用いただけます。