With A Little Help From Max for Live:パフォーマンスとジャムのための無料デバイス
Ableton Live、Max for Live、ならびにPushを使用した制作の幅を広げたいと考える音楽制作者たちにとって、Madeleine Bloomが運営するSonic Bloom(英語)はすばらしいオンラインリソースのひとつだ。 CDMでジャーナリストとして活躍するかたわら、ミュージシャンとしても活動するPeter Kirnは、SonicBloomについて「Liveユーザーにとってのスパのような存在であると同時に、大学のような存在でもある。つまり、リフレッシュされ、より賢くなれて、さらに良い作り手になれるんだ」とあざやかに表現している。
Madeleineがとりわけ得意としていることのひとつは、Ableton Liveにおいてすでに含まれているありふれたデバイスに隠された有用性を見つけだすことだ。 特定の使用法やサウンド、ワークフローなどをLiveで可能にする方法を尋ねられると、彼女はしばしば「必要なもののすべては、すでにインストールされています」と説明している。
これを踏まえ、MadeleineはSonic Bloomにおいて『A Little Help From Max for Live』と題された新たなビデオチュートリアルのシリーズを立ち上げた。 このシリーズが焦点としているのは、AbletonのPackセクションから無料で入手可能なデバイスのみを使った、ライブパフォーマンスやジャムのための新たなアイデアならびにツールの紹介だ。
メロディーの生成
この最初のエピソードでは、MadeleineはSonic Factionが無料提供しているProbability Pack の中からDr Chaosを使用している。これは、確率/設定/混沌の度合いに基づいてメロディーを生成するMax for Live MIDIエフェクトだ。 彼女はDr Chaosを使って、メロディーのジャムを簡単かつ音楽的で楽しいものにするMIDIエフェクトラックを作ってみせている。
ノブひとつで複数のパラメータを制御
次に、Madeleineは無料のMax for Live Essentials Packの中からMultiMapとMap8のふたつのデバイスを使用し、たったひとつのノブでLiveセット内のあらゆるパラメータを最大64まで制御できるコマンドセンターを作成している。
リズミカルなグリッチ
このビデオの中では、MadeleineはおなじみのBuffer Shufflerデバイス(無料のMax for Live Essentials Packに収録)を大いに駆使し、リズミカルなグリッチ効果を生むオーディオエフェクトラックを作成している。 Buffer Shufflerを扱ったことがあるユーザーなら、これをどのようにパフォーマンスの中で使いこなすべきか迷った経験があるはずだが、このビデオはそんな人にぴったりだ。
ベースの生成
まもなく無料リリースされるCV Tools Pack(現在はベータ版)の用途は、モジュラーやCV機材のコントロールだけとは限らない。一部のデバイスは、Live内で完全に機能する多用途なツールになる。 このエピソードでは、MadeleineはCV ToolsのRotating Rhythm Generatorデバイスを基礎にしながら、ライブパフォーマンスやスタジオでのジャムに最適なベースラインを生むジェネレーティブなMIDIエフェクトラックを作成してみせる。
メロディーやベースラインのキーを一定に
上記で紹介したメロディーやベースラインの生成にかんするビデオでは、パターンがエンドレスに変化しつづけるメロディーやベースラインを生むMIDIラックの設定方法を学んだ。 このエピソードでは、ライブパフォーマンスの際、ラックに変更を加えた場合でも一定のキーが維持できるようにする方法を学べる。
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