Kenny Segal: Afternoon Hangs
私たちがプロデューサーのKenny Segalと出会ったのは、南カリフォルニアのプロデューサー集団、Team Supremeのビデオを撮影していた時でした。彼らクルーの物語がコラボレーションを中心としてい一方で、この精神が個々のメンバーの活動にも浸透している様子が印象的でした。Segalにとって、これは友達と集まって彼のトラックのベースとなる音楽を作ることを意味します。下に紹介するビデオで明らかなように、彼は既存のサンプル・ライブラリーから素材を選び出すのではなく、Kennyのくつろいでいるようでもあり、ジャムをしているようでもあるセッションによって、楽しみながらユニークなサンプル素材を作り出し、それがさらなるチョッピングや微調整、洗練の対象となっていきます。
ビデオの中でKennyとその友人たちが制作している曲は、まさに「Afternoon Hangs(昼下がりのくつろぎ)」と題されており、Live Setとして無償ダウンロードが可能です。
このSetにはMr. Carmack、ELOS、Busdriverらと共に録音された素のオーディオ素材と、Segalによるトラックの最終アレンジメントが含まれているので、あなた自身でトラックがどのように制作されたのか辿ってみることができます。これを見てみると、Kennyがドラムの各パートをLive Arrangementビューのトラックに分けてビートを組み立てているのが分かります。こうすることにより、全体のグルーヴを損なわずに、素早く簡単にミュート、リバース、ピッチングといった細やかなバリエーションをドラムの各要素に施すことができます。
もう一つのSegalのテクニックは、彼が「音符の間のスペースのサンプリング」と呼ぶものです。下のビデオ(One Thingシリーズの一部)で彼が説明するように、これはトラックに粗さと雰囲気を加えるのにシンプルかつ効果的な方法になり得ます。
Kennyはまた、このテクニックを使って制作した幾つかのインストゥルメントを提供してくれました。下記のリンクからダウンロードして、あなた自身の音源に新たなテクスチャーを与えるためのインスピレーションにしてください。
Kenny Segalの最新情報はSoundcloudとBandcampで。