Live 10 Suiteでモジュラーシンセの操作が可能に
「CV Tools」が正式にリリースされた。
Live 10 Suiteに追加されるこのPackは、Live 10.1以降のバージョンへアップデートすると利用できる。 Live 10 Suiteを持っている人、もしくは、Live 10 StandardとMax for Liveの両方を持っている人は、Liveのブラウザー内の[使用可能なPack]からCV Toolsをダウンロードできる。
Abletonのアカウントページでもダウンロード可能だ。
Live 10 Suiteを持っていない人は、 こちらで搭載機能を確認してみてほしい。.
CV Toolsとは?
CV Toolsを使うと、互換性のあるDCカップリング対応のオーディオインターフェースでモジュラーシンセなどのCV対応機材とLive 10を接続して連動させることが可能になる。 Liveをマスターテンポとして使えるほか、モジュラーシンセのクロックを追随するように設定することも可能だ。
CV対応機材を持っていなくても、収録デバイスの「Rotating Rhythm Generator」と「CV Utility」を使えば、Live内はもちろん、ハードウェアのセットアップでもモジュラースタイルの操作をMIDIで行えるようになる。
Ableton認定トレーナーSimon Stokesによる解説ビデオでは、CV Toolsの実際の使用模様を見ることができる。
CV Toolsの収録内容
インストゥルメント
CV Instrument
MIDIでモジュラーシンセを操作する。 柔軟なモジュレーションとボイシングのオプションのほか、使っているオシレーターをセント単位の精度でチューニングする機能も搭載している。
CV Triggers
Live内からモジュラードラムシンセのシーケンスを行う。
ユーティリティ
CV Utility
オートメーションを使ってLiveからモジュラーシンセを操作する。 複数のオートメーションの形状を追加/融合/変形できるほか、音声のようにCV信号の処理を行う。
同期
CV Clock In
モジュラーシンセからLiveのテンポを操作する。
CV Clock Out
モジュラーシンセへクロック信号を送信して、モジュラーシンセをLiveに同期させます。
モジュレーション
CV In
モジュラーシンセを使って、Liveのパラメータにモジュレーションを適用する。
CV Shaper
柔軟に変形可能なCV信号を作成して、モジュラーシンセへ送信する。
CV Envelope Follower
Live内から音声信号でモジュラーシンセを操作する。
CV LFO
モジュラーシンセのセットへ追加のLFOをすばやく提供する。
MIDIエフェクト
Rotating Rhythm Generator
モジュラーシンセスタイルのビートやポリリズムを生成して、有機的なリズムの作成や実験的な制作を行う。 MIDI信号も送信できるため、ドラムラックや、MIDI入力を備えた外部機材と一緒に使用可能。