Baths: 躍動感あるフロー
ダイナミックなライブパフォーマンスにはしばしばフィジカルで「ハンズオン」な要素が重要になりますが、ラップトップが楽器という場合、それが難しい課題となることもあります。 Baths名義で活躍するWill Wiesenfeldは、Ableton LiveとAkai MPD32コントローラを使用し、彼独自のパッション溢れるパフォーマンススタイルを築いています。 「(Ableton LiveとMPD32は)このコンビネーションでなければ実現不可能な、ある種のフィジカルさを音楽に与えてくれたんだ」とWillは説明しています。 「スペースバーを押すだけとは違う、『演奏』している感が得られるんだよ」 Willのライブセットとパフォーマンスの様子はこちらからご覧いただけます。
「僕のライブセットは、音楽に合わせてエフェクトを操作して構築してるんだ」とWillは語ります。 Bathsのセットで、Willはトラックを4から5のステムチャンネルに分割し、LiveのBeat Repeatを各ステムに使用しています。 Beat Repeatのピッチ、ピッチディケイ、グリッドの各設定にグローバルコントロールをアサインし、さらに複数のディレイやリバーブを使用しています。 トランジションはWillのライブセットに欠かせません。 「僕のライブセットの要はクロスフェードなんだ。コンプレッションをたくさんかけたまま曲からフェードアウトして、トラックのフェードアウト中にコンプレッションをオフにして別の曲にフェードインすることができる。 とてもシームレスなんだ」