Anna Meredith:慣習にとらわれない作曲
今回紹介するのは、作曲家、プロデューサー、パフォーマーのAnna MeredithがAbletonのDennis DeSantisと行った2016年のLoopでの対談です。このとき話題に挙がったのは、独創的なアプローチで現代的な作曲に臨むMeredithの姿勢と、近年になって導入しているエレクトロニックミュージックについてでした。
自身の曲“Shill”の制作工程を明かしつつ、Meredithは図形と注釈を用いてから完全な楽譜に仕上げていく手法を説明しています。
2008年のBBCプロムスの最終夜に向けて制作された作品“froms”で多くの賞賛を獲得したMeredithは、対照的な体験となった自分自身のエレクトロニックミュージック制作やバンドとのツアーについても語ってくれました。
ほかにも、教育の実践と手法という観点から見たアカデミックな音楽と、自分らしい意見を作品に持ち込む学生の必要性について、教育者として示唆に富む見解を残しています。