一流のミュージック・テクノロジストを招聘したLoopサミットでは、現行のプロジェクトについてのプレゼンがなされ、それぞれの研究分野の概要が紹介されました。Ableton記事『音楽テクノロジーの新たなフロンティア』では、Leafcutter John、Sam Aaron、Thor Magnussonといった面々から提唱された視点を詳細にまとめ、紹介しています。ライブ・コーディング、パフォーマンスとしてのプログラミング、インストゥルメント・デザインの新たな方向性、マシン・ラーニングなど、音楽のさまざまな用途に触れた内容となっています。
もうひとつ非常に興味深いプレゼンは、IRCAM(パリ)でリアルタイムによる音楽的相互作用分野を研究しているリサーチャーでありデベロッパーのNorbert Schnellによる新興の音楽テクノロジーに関する発表です。『All Together Now』と名付けられたこのセッションで、Schnellは、オーディエンスが音楽の作成行為に参加するコラボレーティブなパフォーマンスやコンサートを生み出す手段としてのモバイル・プラットフォームを研究するプロジェクトCoSiMaについて説明、実演しています。
『All Together Now:モバイル・ウェブでのインタラクティブな音楽作成』を観る