Addison Groove: Footcrabbin'
Tony Williamsの音楽とスケジュールの共通項は「高速」であること。 世界各国を飛び回りながら、Addision GrooveとHeadhunter名義で知られるこの若いプロデューサーは、そのクイックなミキシングとアップテンポのライブセットでダンスフロアに閃光をもたらしています。 Ableton Liveはこれらのライブにおいて中心的な役割を果たしています。 「僕が最高だと思ったのは、音楽制作における全く新しいアプローチだったってことだね」Liveとの出会いとクリップの直感的な操作性について、Tonyはこう説明しています。 「ビジュアルに頼らない状況だと、音への感度が高くなるし、グルーヴをよりすばやく感じることができるんだ。 これが僕のサウンドに貢献してることは間違いないね」
Liveはライブ用セットアップのバックボーンとして活躍するほか、スタジオでの主要サンプラーとしても使用されています。 彼は、シンコペーションを効かせた展開するリズムを生み出すのに、クリップを変わった長さで使用する手法を多用しています。 「ループの長さを変更するのは、サウンドにグルーヴを加える効果的な方法のひとつなんだ。たとえば、1小節のループを3分の1に短縮してみる。こうすることで、おもしろいリズムが見つかるんだ」 さらにTonyは、不均等な拍に合わせてライブセット内をトリガーすることで、若干の不安定さを演出しています。 「この手法は結果が見えないから、いつもうまくいくことを祈りながらやるんだけど、それでも10回中9回は成功するんだ」
Tonyの音楽制作では、Liveのサウンドライブラリとデバイスもフィーチャーされています。 Drum Machinesライブラリは、808が印象的なヒット作「Footcrab」を含む彼の作品にひんぱんに登場しています。 現在はオリジナルの808を使用しているそうですが、「Abletonライブラリやエフェクトはソングメイキングに役立つからいまでもよくチェックしてるよ」とのこと。 Tonyのお気に入りはAbleton Reverb。「ミックスにもライブにもばんばん使用してるよ」
当然のことながら、Tonyのスケジュールは盛りだくさんです。Hessle Audioと3024でのリリース、グラストンベリーやMelt!などのサマーフェス、そして全米ツアーが控えています。 その合間をぬって、年末のリリースに向けてトラックの一部をまとめる作業を予定しています。 「今のところはそのつもりなんだ。またエレクトロ/808/ジュークなものになる予定だよ」
AbletonのDrum Machinesライブラリサウンドをフィーチャーした「Footcrab VIP」は、Swamp81から無償でダウンロードできます。 http://www.swamp81.com/swampcast.html
Addison Grooveと彼の音楽について、詳しくはこちらをご覧ください。https://www.facebook.com/pages/Addison-Groove/183602195025509